日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は6月14日、メインフレーム環境からWindowsベースのシステムへの移行を推進するため、日本ユニシス製のミドルウェア「MIDMOST」の取り扱いを開始すると発表した。
MIDMOSTは、メインフレームの高い信頼性をWindowsシステムで実現するミドルウェア。業務処理の急激な増加に対する負荷制御機能や、障害を局所化する機能などを備える。OSやデータベースのバージョンアップの影響を吸収できるので、システム開発や保守の生産性も高められるという。
「メガバンクを始めとして地方銀行や証券会社など、多くの金融機関で稼働実績がある。百五銀行、IYバンクの国内勘定系システムや取引所のシステムにおいては、本番稼働に向けた開発作業が進んでいる」(日本HP)
MIDMOSTにより、日本HPは、堅牢なデータベースシステムの管理、ミッションクリティカルな業務アプリケーションの構築、運用、保守サポートまで、一貫したシステム環境の提供が可能となる。「日本ユニシスやシステムインテグレータパートナと協業し、レガシーマイグレーションをITの課題として抱える製造業、流通業、金融機関や官公庁などへのシステム提供を推進していく」(日本HP)