日本ヒューレット・パッカード(日本HP、小田晋吾社長)は、マルチレイヤ・ルーティング・スイッチ製品シリーズ「ProCurve(プロカーブ) Routing Switch 9400sl(以下、9400slシリーズ)」ならびにモジュール製品を8月1日に発売する。また、シャーシ型LANスイッチ製品「ProCurve Switch 5300xl(以下、5300xlシリーズ)」ならびに「ProCurve Wireless Access Point 420シリーズ(以下、420シリーズ)」のセキュリティを強化する、2つの無償ソフトウェア・アップグレードを7月初旬に開始する。
「9400slシリーズ」は、現行の最上位機種である9300mシリーズの上位機種にあたる製品。1.28テラビット/秒のスイッチング容量と、4億8000万パケット/秒のスループットというパフォーマンスを実現する。また、10ギガビットイーサネット(GbE)を搭載し、IPv6をハードウェアレベルでサポートする。価格は613万2000円から。
「5300xlシリーズ」向けソフトウェア・アップグレードでは、ネットワークの末端であるエッジ部分におけるコントロール機能を向上。サービス拒否攻撃(DoS)を防御する「ICMPスロットリング機能」などを追加、セキュリティ向上をはかる。
「420シリーズ」向けソフトウェア・アップグレードでは、無線LANで特定のネットワークを識別するための8つのサービス・セットID(SSID)をはじめ、制御不能なアクセスポイントの検出や運用管理機能によって、セキュリティを向上させる。