SAPジャパンが複数システム環境下でマスタデータの重複を防ぐソフトの新版を出荷

日川佳三(編集部)

2005-06-30 14:57

 SAPジャパンは6月30日、複数システムが混在するアプリケーション統合環境下においてマスタデータの重複保存を防ぐソフト「SAP NetWeaver MDM(Master Data Management)」の新版5.5を出荷した。価格は扱うデータ量に依存し、2500万円から。

 NetWeaver MDMは、複数システムと接続するデータハブとして機能し、複数システム間にまたがるデータを共有する。これにより、マスタデータが複数システム間で重複する不整合を防止する。SOA(サービス指向アーキテクチャ)を実現するソフト群であるNetWeaverを構成する中核製品の1つである。

 新版では、日本語に対応したほか、グラフィックスを使ったユーザー・インタフェースを強化した。2004年7月に独SAPが買収した米A2iの製品情報カタログ生成ソフト「xCat」の技術を取り込んだことで、販売や調達の情報や商品在庫情報など最新のデータをウェブサイト上の商品カタログにリアルタイムに反映させる運用などが可能になった。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  2. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

  3. 運用管理

    IT管理者ほど見落としがちな「Chrome」設定--ニーズに沿った更新制御も可能に

  4. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  5. セキュリティ

    シャドーITも見逃さない!複雑化する企業資産をさまざまな脅威から守る新たなアプローチ「EASM」とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]