EMCジャパンは7月1日、文書や画像、電子メールなど更新がかからないデータをアーカイブ保存する目的を持つ同社のディスク・ストレージ「Centra」で用いる新版OS「CentraStar 3.0」を出荷した。
CentraStarが動作するCenteraをCAS(Content Addressed Storage)と呼ぶ。CASは、一般的なファイル名による管理ではなく、書き込むデータを一方向ハッシュ関数にかけたハッシュ値を利用して、個々のデータの内容の違いを管理するストレージである。
新版では、倫理パーティショニング機能を追加したほか、遠隔レプリケーション機能を強化した。倫理パーティショニング機能により、部門ごとに利用可能なパーティションを切り、パーティションごとに個別のセキュリティを設定できる。遠隔レプリケーション機能は、1拠点から3拠点をスター型にぶらさげるレプリケーションと、3拠点をチェーン型につないでリレーするレプリケーションを可能にした。