NECは7月25日、データセンター/ASP事業者向けに奥行きを従来の1/2に縮小した高さ1U大のラックマウント型サーバ「Express5800/i110Ra-1h」を販売開始した。出荷は8月1日からで価格は7万5000円(税別)から。
Express5800/i110Ra-1hの最大の特徴は、筐体の奥行きが従来製品の1/2となる35.5cmとしたことにより、前後から2台搭載可能になった点である。高さ44U大のラックに最大82台(冷却効率向上のため冷却FANを3台搭載)を搭載可能で、多数のサーバを集中設置するデータセンターやASP事業に向く。
CPUにPentium M 740(1.73GHz)を搭載するほか、サーバ前面から2台のSATAハードディスクの追加や交換が可能なハードディスクドライブケージを標準で実装。さらに3つのLANポートやシリアルポート、モニタコネクタなど各種インターフェースを前面に配置し、サーバ前面からの作業効率や保守性を向上させた。
価格は、Celelon M 360J(1.40GHz)/512Mバイトのメモリ/80Gバイトのディスクを搭載した「Celelon M」モデルが7万5000円(税別)から、Pentium M 740(1.73GHz)/512Mバイトのメモリ/80Gバイトのディスクを搭載した「Pentium M」モデルが8万9800円から。