Cisco Systemsは、非公開のネットワーク/サービス管理製品メーカー、Sheer Networksを買収することに合意した。買収額は最大で1億2200万ドルに達する見通し。
Ciscoは米国時間26日、Sheerの買収に9700万ドルの現金およびオプションを支払うことを明らかにした。しかし、買収完了後に開発や製品である程度の効果が見られた場合、その額を2500万ドル割り増しするという。Ciscoは、8月1日から始まる同社の新会計年度の第1四半期にこの買収を完了すると見込んでいる。
Sheerの技術は、Ciscoがサービスプロバイダや大企業向けの次世代管理製品を開発するのに用いられることになるという。Sheerは、運用/課金システムでより正確なデータを扱えるようにするためのソフトウェアを開発している。このソフトウェアは、ネットワーク機器と運用/課金システム間の仲介として機能し、エンドユーザーが複雑な運用/管理プログラムをシンプルなインターフェイスで利用できるようにするもの。
また、Sheerの技術によって、他のハードウェア/ソフトウェアベンダーは、Ciscoの製品や管理ソフトウェアとより簡単に相互運用できるアプリケーションを開発できるようになる。
「われわれの(Ciscoネットワーク管理に向けた)計画には、アプリケーションが転送される共通のサービスプラットフォーム(の構築)ならびにCiscoや他のベンダーが提供する管理アプリケーションをサポートする機能などが含まれる」と、Ciscoのネットワーク管理技術部門のシニアバイスプレジデントであるCliff Meltzerは声明の中で述べている。(Meltzer)
Sheerは1999年に設立され、カリフォルニア州サンノゼとイスラエルのペタフ・ティクヴァに100人の従業員がいる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ