キヤノンは、Ethernetケーブルだけでデータ転送と電源供給を同時に行うPoE機能を搭載した小型ネットワークカメラ「キヤノン ネットワークカメラ VB-C50FSi」を8月下旬に発売する。価格は税別15万8000円。
新製品は、サーバー機能を内蔵し、TCP/IPやHTTPなどのさまざまなプロトコルに対応した定点監視用のネットワークカメラで、IPネットワークに接続し、簡単な設定をするだけでLANやインターネット経由で映像を配信できるのが特徴。また、PoE機能の搭載で、Ethernetケーブルから電源が供給されるため、電源ケーブルの配線やコンセントの位置を気にすることなくさまざまな場所に設置することができる。
機能面では、映像監視目的での利用に配慮し、(1)クラス最高水準の光学26倍ズームレンズの搭載、(2)1ルクスまでの低照度カラー撮影機能、(3)被写体の動きを捉えて画像蓄積などを開始する動き検知機能、(4)逆光時に撮影される画像の暗い部分だけコントラストを上げるシェード補正などの多彩なイメージ補正機能――などを搭載。
このほか、640×480ピクセルの高画質を毎秒30フレームの高フレームレートで配信できる機能や、ネットワークやモニタの環境にあわせて異なったサイズの映像を同時に配信するマルチストリーム機能など、高い基本性能を備えている。