ケイズネットがディスク交換式の簡易フォレンジック装置を39万8000円で出荷

日川佳三(編集部)

2005-08-04 18:37

 ケイズネットは8月末、社内LAN上に流れる通信内容をキャプチャして蓄積するセキュリティ装置「Security Data Accumulator」を出荷する。価格は、装置本体やハブ、データ蓄積用ディスクなどを含んだ初期導入キットが39万8000円(税抜)。400Gバイトの容量を持つ取り替え用のデータ蓄積用カートリッジが2万9800円(税抜)。

「Security Data Accumulator」初期導入セット

 Security Data Accumulatorは、社内LANのセキュリティ対策として、ネットワーク上に流れるパケットを拾って収集し、分析機能を提供する装置である。あらかじめ決めたパケットだけを拾って必要な情報だけを収集するといった運用が可能である。Linuxとデータ収集アプリケーションを搭載したPCベースのアプライアンスだ。

 最大の特徴は、着脱可能なディスク・カートリッジを交換するだけで、ソフトウェアの設定などのメンテナンスをすることなく運用できる点である。カートリッジはネットワークからキャプチャしたデータを蓄積するだけでなく、Linuxとアプリケーションを含んでいる。蓄積データがディスク領域を埋めた際にカートリッジを追加購入するが、カートリッジを交換することによってLinuxやアプリケーションなどシステム・ソフトウェアのアップグレードも完了する。システム・ソフトウェアの領域は10〜20Gバイト程度であり、400Gバイトのディスクのほとんどをデータの蓄積に利用できる。

Security Data Accumulator

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  2. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

  3. 運用管理

    IT管理者ほど見落としがちな「Chrome」設定--ニーズに沿った更新制御も可能に

  4. セキュリティ

    シャドーITも見逃さない!複雑化する企業資産をさまざまな脅威から守る新たなアプローチ「EASM」とは

  5. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]