日本ベリサインと日本電気システム建設(以下、NECシステム建設)は8月9日、セキュリティ関連サービスの拡充とユーザへの包括的なサービス、サポートの提供を目的としたパートナー契約を締結したと発表した。
今回のパートナー契約締結は企業におけるセキュリティ対策の重要性から、提供セキュリティ関連サービスの拡充とユーザの導入支援を目的としたもの。両社はSSL-VPN環境における認証サービスの提供において協業を開始、各種セールスツールなどを整備すると同時にさまざまな認証サービスの拡販や販売体制の強化に取り組む予定だ。
協業の第一弾として、NECシステム建設ではSSL-VPNクライアント認証用の電子証明書発行サービスを8月より開始。日本ベリサインの技術協力を元に、NECシステム建設が販売する米Array Networks社製「ArraySPシリーズ」上で、日本ベリサインのサーバ証明書「ベリサイン サーバID」およびクライアント証明書を使った認証機能の動作検証を完了している。
また、NECシステム建設では、SSL-VPNの構築サービスと電子証明書を用いたアカウント管理サービスを一括して提供。これによりユーザー企業は個別にサービス契約する必要がなくなり、証明書の管理によるアクセス制限や初期導入コストの低減、アウトソースによる認証局構築運用の負担の削減などさまざまなメリットが得られるという。
両社は今後もより一層の協業関係を深め、「相互検証」・「サポート連携」・「共同ソリューション開発」等を通じて、エンドユーザー企業におけるセキュリティ関連サービス導入時の負担軽減とスムーズな実装の実現を目指していく予定だ。