富士通ビジネスシステム(FJB)と富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は8月10日、情報セキュリティ対策の第三者認証であるISMS認証の取得に必要なノウハウを集合形式で効率的に学べる「ISMS取得支援スクール」を共同で開設すると発表した。
同スクールはコンサルティングによる個別対応が主流だったISMS取得ノウハウを、集合型研修サービスとして提供するもの。第一線で活動するISMSコンサルタントを講師に、約4カ月で全9回の集合研修を受講する。
これにより、企業の実情に合わせたISMS構築から認証取得までのノウハウ習得が可能となっている。スクールでは最も作業負担の大きいリスク分析工程において、富士通SSLの「RACONTIS」を使用して認証取得までの期間と取得後の維持コストを大幅に削減した。講習後もフォローを希望する場合には、オプションとして「コンサルティングパック」が用意されている。
9月に東京地区でスタートさせ、その後ニーズや状況に合わせて全国での開催や業種特化コースなども順次提供する予定だ。価格は1社1名参加の場合、税別で200万円。これにはRACONTISソフト75万円とRACONTIS年間保守1年分の7万5000円が含まれている。両社では、2006年度末までに100社2億円の売上げを見込む。