米EMCは現地時間の8月17日、米Rainfinityの買収に関する正式契約を締結したと発表した。
今回買収が決定したRainfinityは、マルチベンダーのNAS環境やファイル・システム環境向けの仮想化ソリューションを提供するリーディング・プロバイダだ。RainfinityのNASやファイル・サーバ仮想化機能を活用することにより、ネットワーク・ストレージ使用率の向上、無停止でのアップグレード、パフォーマンスの最適化、ネットワーク・ストレージ統合の促進など、さまざまなメリットが得られるという。
EMCはこれまでも包括的なソリューションや関連するソフトウェア、プラットフォーム、サービスの提供を行っており、今回の買収によってNASおよびファイルサーバ仮想化に関する事業の強化を図る。なお、今回の買収額は1億ドル未満で、買収は8月末までに完了する見込みだ。