日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は9月2日、RISC Unix機「HP c8000 Workstation」にデュルコアプロセッサ「PA-8900」を搭載する新モデル「PA-8900(1.1GHz)プロセッサ搭載モデル」を追加し、販売を開始した。税込み価格は209万5800円から。
PA-8900は、既存プロセッサの「PA-8800」と同じPA-RISCアーキテクチャを採用しており、クロック周波数とキャッシュメモリを強化した。処理性能がPA-8800に比べ約15%高い。「PA-8700+」およびPA-8800とバイナリレベルで完全な互換性を持つので、既存ハードおよびソフト資産を継続利用できる。
c8000は、ハイエンドの64ビットUnixワークステーション。最大32Gバイトのメモリを搭載可能。効率的なエアフロー設計や大型ファンの搭載により、32dBという静粛性を実現した。最小構成時の主な仕様は以下のとおり。
- メモリ:1Gバイト(ECC DDR266)
- ハードディスク:73Gバイト(1万rpm、Ultra320 SCSI)
- グラフィックス:ATI FireGL T2グラフィックス―128p(AGP 8Xカード)
- 光学ドライブ:DVD-ROM(最大16倍速)
- ネットワーク:10/100/1000Base-Tイーサネット
- インターフェース:USB 2.0(5ポート)、外部Ultra320 SCSI
- 付属品:3ボタンマウス、日本語キーボード
- OS:HP-UX 11i MCOE
- 保証:1年保証(1年翌日オンサイト)