1980円のプレゼンテーションソフトでPowerPointに挑戦するソースネクスト

山下竜大(編集部) 2005年09月13日 22時56分

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 ソースネクストは9月13日、サン・マイクロシステムズとの共同企画により、ワープロ、表計算、プレゼンテーションソフトなど5種類のビジネスソフトで構成されるMicrosoft Office互換オフィスソフトの最新版「スタースイート8」およびMicrosoft PowerPoint互換プレゼンテーションソフトの新製品「超五感プレゼン」の提供を開始することを発表した。

 スタースイート8は、2004年2月に発売が開始されたスタースイート7のワープロ、表計算、プレゼンテーション、図形描画という4つの基本機能の強化に加え、新たにデータベースソフトを搭載した統合オフィスソフトの最新版。2005年9月30日より販売が開始される。価格は3970円より。一方、超五感プレゼンは、スタースイート8からプレゼンテーションソフトだけを切り出した新製品。1980円シリーズとして2005年12月9日より提供が開始される。

 今回、両社が共同企画を実現できたのは、ソースネクストが2004年2月より販売しているスタースイート7の売り上げが好調なことをサンの米国本社が評価したため。サン・マイクロシステムズの取締役マーケティング統括本部長、杉本博史氏は、「スタースイート8は、米国でもまだベータリリース中の統合オフィスソフトの最新版で、製品として市場投入されるのは日本が世界初となる」と話す。

共同企画を発表するソースネクストの松田社長(写真左)とサンの杉本取締役

 最大の特長は、Microsoft Office互換RICHOフォント13書体を搭載したほか、PowerPointスライド効果の全種類サポート、オートシェイプ機能の強化、表計算ツールの行数でExcel同様の6万5536行をサポートするなど、Microsoft Officeとの互換性をさらに強化したこと。これによりMicrosoft Officeのドキュメントを、ほとんど見分けのつかない状態でインポートすることが可能になっている。

 超五感プレゼンを単品として切り出し販売するに至った経緯をソースネクストの代表取締役社長、松田憲幸氏は、「プレゼンテーションソフトの分野には大きなチャンスが残されているという分析結果が出たため」と話す。

 ガートナーの調査では、2004年の日本の家庭用PC出荷台数は555万台であり、そのうちMicrosoft Office Personalが搭載されているPCは約70%。しかしMicrosoft Office Personalには、Microsoft PowerPointが搭載されていないためプレゼンテーションソフトが必要なユーザーは、2万3747円を支払ってPowerPointを新たに購入しなければならないのが現状だ。

 また、BCNの調査では、プレゼンテーションソフトの分野はマイクロソフトが99.7%のシェアを占めており、PowerPointの販売本数は年間16〜18万本と報告されている。これは555万台販売されている家庭用PCの3%にしかPowerPointが導入されていないことを意味している。

 そこでソースネクストでは、「PowerPoint互換のプレゼンテーションソフトである超五感プレゼンをサンとの共同企画で提供することで、2006年にはシェア、ナンバーワンを目指す」(松田氏)としている。同社が行った調査では、「プレゼンテーションソフトに対する不満の半分近くが“値段が高い”というものであったことから、1980円という値段には十分に競争力がある」と松田氏は話している。

 スタースイート8および超五感プレゼンの販売は、家電量販店をはじめ、書店、文具店、コンビニエンスストア、ホームセンターなど、日本全国のマルチチャネルで販売されるほか、ハードウェアにバンドルして提供される計画。すでにベスト電器が、オリジナルPCにMicrosoft Word/Excelに加え、超五感プレゼンをバンドルして販売することを決定している。

Microsoft PowerPoint(左上)のファイルを超五感プレゼン(右下)にインポートするとほとんど見分けがつかない状態で使用できる。

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