ターボリナックスは9月27日、インテルおよび日本AMDの64ビット版デュアルコアプロセッサ上で使用可能なサーバ向けLinux OS「Turbolinux 10 Server x64 Edition(10Sx64)」を発表した。Linuxカーネルは2.6を採用している。販売開始は10月14日からで、税込み価格は6万2790円。
10Sx64の対応プロセッサは、「AMD Opteron」「同Athlon 64」と、「64ビット インテル Xeon」「Pentium プロセッサ エクストリーム・エディション」およびエクステンデッド・メモリ64テクノロジ(EM64T)対応「インテル Pentium D」「インテル Pentium 4」「インテル Celeron D」となっている。利用可能なチップセットは以下のとおり。
- AMD:AMD-8151、AMD-8131、AMD-8111
- インテル:E8500、E7230+ICH7R、955X+ICH7R、945G+ICH7R、945P+ICH7R
ターボリナックスがOSDLのDBT-1ベンチマークで10Sx64の処理性能を計測したところ、32ビット版OS「Turbolinux 10 Server」(10S)に比べ約20%高い結果を得た。
Serial Attached SCSI(SAS)、iSCSI、Serial ATA(SATA)、PCI Express、InfiniBand、ファイバチャネルといった標準技術のほか、サーバ管理用インターフェース仕様IPMIにも対応している。Global File System(GFS)も利用できる。
同梱した各種オープンソースソフトは64ビット対応とした。また、デュアルコアプロセッサ対応コンパイラ「Intel C++ Compiler For Linux Version 9.0」や「Intel C++/Fortran Compiler For Linux Version 9.0」の30日間評価版が付属しており、ユーザーには製品版を特別価格で提供する予定だ。
同社はOS単体での発売の他に、サポートサービスと組み合わせた「サポートパック 1年 for 10 Server」(税込10万2900円)および「サポートパック 2年 for 10 Server」(税込15万4350円)も用意する。