シー・エス・イー(CSE)とトラステッドソリューションズは10月5日、秘密分散情報管理用ファイルサーバ「Trusted Exchange Manager V2」(TEM2)と暗号化ソフト「SplitSafe」に関する販売代理店契約を結び、CSEは両製品の販売を開始した。
TEM2とSplitSafeの採用している秘密分散情報管理とは、データを暗号化しながら分割し、異なる媒体などに分散保存して保護する手法。暗号文から平文の一部分すら解読できない強秘匿性を備える点が特徴である。
TEM2は、サーバ内の情報を秘密分散法で暗号化し、社内からの情報漏えいを防止する。保護対象のファイルにアクセス権や使用権を設定すれば、社内だけでなく社外とも安全に情報の共有や転送ができる。SplitSafeは、暗号化したデータを、USBメモリとハードディスクといった2つの媒体に分散保管することで、PCの盗難や紛失による情報漏えいを防ぐ。CD-ROMなどでデータを送付する場合、分散データの一方のみがCD-ROMに格納されるので、媒体を紛失しても情報は漏えいしない。
CSEはこれまでメールやウェブサイト向け情報漏えい対策ソリューションを取り扱ってきたが、トラステッドソリューションズとの提携により、今後は個人利用環境における情報漏えい対策ソリューションの提供も提供していく。