日本オラクル(新宅正明社長)は、アプリケーション製品向けの新たなサポート方針「ライフタイム・サポート・ポリシー」を10月5日から開始したと発表した。「Oracle E−Business Suite」製品について、ライセンスを保持する限り、技術サポートや主要製品へのアップグレードを原則として無期限に提供する。
「ライフタイム・サポート・ポリシー」は、製品出荷時から5年間のサポートを提供する「Premier Support」、特定リリースのみに3年間の延長サポートを提供する「Exteng Support」、ライセンスを保持する限り原則として無期限でサポートする「Sustaining Support」の3種類。「Oracle E−Business Suite 11i.7」以降で適用される。
オラクルは、ピープルソフトやJDエドワーズ製品などの買収した製品ラインを含めた同社アプリケーション群「Oracle Applications」を、顧客の投資を守るために保護、拡張、進化を目指している。「ライフタイム・サポート・ポリシー」は、このオラクルのアプリケーション事業戦略のうち、情報システムのライフサイクル支援としての強化となる。