製造業向けシステム開発のネクステックは、PLM(製品ライフサイクル管理)でマスター情報を管理するパッケージソフトの新版となる「SpeedPLMware.ver.3.1R」を10月12日から発売する。
新版のver.3.1Rでは、マスター情報(部品・部品表)の管理基盤となる「Speed Foundation」の機能強化を中心にバージョンアップされている。
部品表管理のマルチ化として、ストラクチャー(ツリー)型に加えマトリクス部品表の管理が可能になったほか、仕掛品や中間品を「ファントム」として登録・管理できるファントム表示機能、管理されている部品表をもとに「所要量計算」を実行する所要量計算機能が搭載された。
また、ユーザーアクセス制御(ACL、Access Control List)によるデータ単位、機能単位でのアクセス制御機能を強化、より直感的な操作を可能にするユーザーインターフェースの改善、システム動作に対する反応速度への取り組みなども実施されている。
ネクステックではSpeedPLMware.について、1年ごとの機能更新を計画している。また、ラティステクノロジーやインフォテリアとの技術提携をはじめ、SpeedPLMware.事業とシナジー効果の高い企業との提携やM&A(企業の合併・買収)を積極的に進めていくとしている。
なお、ネクステックは、10月12日から14日までインテックス大阪にて開催される「第8回関西設計製造ソリューション展」でSpeedPLMware.ver.3.1を展示する予定だ。