カリフォルニア州サンノゼ発--Hewlett-Packard(HP)は米国時間17日、企業向けの新しいカラーレーザープリンター/コピーや同社ブランドのトナー、小規模企業向けサービスを発表した。
同社はこの1年の間に、モノクロのレーザー複合機市場に参入し、すぐに好調な結果を出していたが、今回の発表はこのビジネスの延長線上にある。新しく発表になったのは、カラーのレーザープリンターが5機種に、デスクトップに設置が可能なカラーのインクジェットプリンタが2機種。同社では、マーケティング用のパンフレットやチラシ、プレゼン資料などを社内で印刷したいと考える企業にもこれらの製品を売り込んでいく。
「インターネット上にはカラーのページがふんだんにあることから、これらの企業でもカラープリンタへの移行がすすんでいることがわかっている」とHPのVyomesh Joshi(エグゼクティブバイスプレジデント)は、当地のFairmont Hotelで開いた報道陣向けのイベントのなかで語った。「企業が出力するカラーページの量は毎年33%も増加しており、この市場の規模は2009年までに806億ドルに達すると見られている」(Joshi)
調査会社Gartnerのデータによると、複合型プリンタ市場の状況はたいへん厳しく、首位を行くキヤノンのシェアは16%で、これにシェア15%のXeroxとリコーが続き、HPは第4位となっているという。
HPは現在、高速プリンタ市場で12%のシェアを占めているが、同氏は今後10年でこの数字が倍増すると予想していると述べた。さらに、家庭用プリンタ市場で大きなシェアを獲得している同社にとっては、コピー専用機の減少やネットワークプリンタへのニーズの高まりが追い風になっているとした。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ