富士通ソフトウェアテクノロジーズ(富士通ソフトウェア、平木秀社長)は、アクティブ型RFID(無線ICタグ)を利用して、「人」や「モノ」が移動するときの経路や特定場所での滞留時間を分析・管理できるアプリケーション「LPS動態管理」を発売した。
これまでRFIDを活用したシステムは、RFIDのタグを持つ人・モノ(移動体)の現在位置データだけを使用するものがほとんどだったが、同製品は、人やモノの位置データを蓄積し、移動経路や滞留データとして活用・管理できる。
動態管理に必要な機能を標準装備しているため、新たなRFIDアプリケーションの開発が不要。指定した移動体の現在位置をはじめ、移動経路や滞留状況をブラウザに表示でき、移動経路を直線で表示するなど視覚的に状況を把握することができる。位置情報を蓄積したログデータをCSVデータとして出力し、表計算ソフトなどで別データと比較した分析も可能。移動体の登録や設定はGUI上で行える。
無線ICタグは、アクティブ型RFIDを使用しているため、人がRFIDタグを持つ場合でも、タグをRFIDリーダーに読ませる必要がなく、パッシブ型RFIDを使用するより自然な動態管理ができる。
価格は、サーバー、50リーダーライセンス含んだ基本パッケージ「LPS 動態管理 V1」で税別150万円など。