NECは12月2日、オラクルのデータベースソフトなどとNECのハードおよびサービスを組み合わせた、中小規模環境向けセット製品「Express5800 DBPack」と「らっくRACソリューションfor Oracle Real Application Clusters 10g」の販売を開始した。同日より順次出荷を始める。
Express5800 DBPackは、IAサーバ「Express5800」と、データベース「Oracle Database 10g」、分析ツール「Oracle Business Intelligence 10g」などをセット化した製品。導入規模に合わせ、「Oracle Databaseスタートセット」「Oracle簡単データ管理スタートセット」「Oracleお手軽データ分析スタートセット」という3モデルを用意する。組み合わせるExpress5800は、システム規模などに応じて4機種から選べる。それぞれ、ソフトをインストールした状態で出荷するセットアップ代行サービス付きモデルも提供する。各モデルの概要と税別価格、出荷時期は以下のとおり。
- Oracle Databaseスタートセット:Oracle Database 10gのライセンスが5指名ユーザー分付属する。初期導入に適している。50万7000円から。2005年12月2日に出荷を開始する
- Oracle簡単データ管理 スタートセット:「Oracle HTML DB」を使用し、ウェブブラウザ経由でOracle Database 10gを使ったデータ格納および検索が行える。部門レベルでの共有データ活用に適している。55万4000円から。2005年12月2日に出荷を開始する
- Oracleお手軽データ分析スタートセット:Oracle Business Intelligence 10gとOracle Database 10gを組み合わせており、小規模構成でBI環境を構築したいユーザーに適している。140万4000円から。2005年12月末日
一方、らっくRACソリューションfor Oracle Real Application Clusters 10gでは、「Oracle Database 10g Standard Edition」、クラスタ製品「Oracle Real Application Clusters 10g」、Express5800、NEC製ストレージ「iStorage」のセット製品。NECのストレージ設定サービスと、データベースシステム構築支援ツール「らっくRACソリューションUtility」も含めて提供する。NECでは「クラスタ構成により、高可用性システムを低コストで実現できる」としている。税別価格は641万8800百円から。2005年12月末日に出荷を開始する。