ウイングアーク テクノロジーズは12月7日、XML対応の帳票開発ツール「SVFX-Designer」と、同ツール用PDF生成モジュール「SVF for Web/PDF Java Edition ver.7」および帳票印刷モジュール「SVF for Java Print ver.7」の出荷を12月8日に開始すると発表した。
SVFX-Designerは、XMLに対応した帳票を開発するためのツール。固有の環境に依存することなく、業務アプリケーションから独立したオープンな帳票システムの構築が可能となる。既存のSVFフォームファイルに加え、ExcelやWord、PDF形式の文書を読み込んで再利用できる。設計情報の一元化や開発時のテスト印刷実行機能など、帳票フォームを管理する機能も持つ。税別価格は1クライアント当たり70万円。ウイングアークでは、これを特別定価50万円で販売するとしている。
SVF for Web/PDF Java Edition ver.7は、SVFX-Designerで作成した帳票をPDF形式で出力するモジュール。文字データだけや横書きのみなど、比較的単純な形式の帳票から高速にPDFデータを生成する高速化モードを新たに設けた。暗号化機能、PDFしおり機能、フォント埋め込み機能も備える。税別価格は1CPU当たり80万円から。
SVF for Java Print ver.7は、特定のOSやプリンタに依存せず帳票を印刷するためのモジュール。各社のプリンタ専用コマンドに対応したドライバを搭載し、PDF出力では補完できない複写伝票やプレ印刷された帳票への出力、バッチ系帳票処理を実行できる。税別価格は1CPU当たり60万円から。
対応OSは、SVFX-DesignerがMicrosoft Windows 2000 Professional/XP Professional、両モジュールがMicrosoft Windows 2000 Server/Advanced Server/Windows Server 2003となっている。ウイングアークでは、SVFX-Designerの売上高を初年度2億5000万円と見込む。