沖電気工業は12月7日、既存のウェブサイトに携帯電話から安全かつ簡単にアクセスするための「携帯スマートログイン認証システム」を開発し、販売を開始した。
携帯スマートログイン認証システムは、携帯電話会社が発行する電子証明書を利用してウェブシステム上のIDや支店、口座情報などの情報を結びつけることで本人認証をして、なりすましを防止する。ユーザーはログイン時にPINコード(パスワード)を入力するだけでログインできるため、手続きが簡略化される。
対応する電子証明書はNTTドコモの「FirstPass」と、auの「Security Pass」の2つ。携帯電話の位置情報と組み合わせて特定の場所からログインした場合のみサービスが利用できる、といったことも実現可能になる。沖電気では、今後は他の電子証明書にも柔軟に対応するとしている。
価格は税込みで2100万円から。出荷開始は12月となっており、沖電気では2006年度末までに20社へ販売することを目標としている。