CTC、効率的なオフィス環境の実現に向けサンの「SunRay」を約1200台導入

CNET Japan Staff

2005-12-22 02:32

 伊藤忠テクノサイエンス(CTC)は12月21日、千代田区の本社をはじめ、名古屋、大阪などの支店に、2006年3月末までにサン・マイクロシステムズのシンクライアント端末「SunRay」を合計約1200台導入すると発表した。

 CTCは2004年11月、都内のオフィスを東京・霞が関に集約し、新しい情報インフラ「eWork@CTC」を構築。このeWork@CTCへの取り組みでCTCは、モバイルアクセスやフリーアドレスオフィスのためにシンクライアント端末を導入してきた。

 SunRayを採用したことで、端末側にデータを残すことのないセキュリティ、OSやウイルス駆除ソフトの一元管理が可能になった。また、ICカードによって地方拠点などへの出張時でも同一の作業環境が実現するなど、フリーアドレスのオフィス環境も構築できた。

 CTCではこれらを評価し、営業スタッフやエンジニアが使用するクライアント端末として、霞が関の本社オフィスのほか大阪、名古屋などの地方拠点も含め、2005年度末までに約1200台のSunRay端末導入を決定。すでに約450台が導入されている。

 CTCでは、2006年2月にグループ全社員の社員証をICカードと一体化させ、グループ全社員がSunRay端末を活用できる環境を整備する計画。また、プリンタにカード認証印刷の仕組みを取り入れ、クライアントからプリンタに出力指示を出しても、自分のICカードをプリンタにかざさないと紙が出力されない仕組みなども構築する。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ChatGPTに関連する詐欺が大幅に増加、パロアルトの調査結果に見るマルウェアの現状

  2. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  3. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  4. セキュリティ

    いま製造業がランサムウェアに狙われている!その被害の実態と実施すべき対策について知る

  5. セキュリティ

    VPNの欠点を理解し、ハイブリッドインフラを支えるゼロトラストの有効性を確認する

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]