SAS Instituteは12月14日、米保健福祉省(HHS)がSASとの契約を更新し、今後3年間、SASのビジネス・インテリジェンス(BI)および分析ソフトウェア、サービス、トレーニングを引き続き活用することを発表した。
HHSは、今回の契約更新で「SAS BI Server」「SAS Strategic Performance Management」を含む、SASのさまざまなBI、アナリティックスソリューションを利用できるようになる。また、ガンの研究や患者ケアのためのcaBig(cancer Biomedical Informatics Grid)、生物テロ、新たな感染症を調査するBioSenseを始め、さまざまなプログラムでSASソリューションを引き続き活用する。
SASは、新薬申請の審査、HIV/AIDSの研究や報告書作成、新しい処方薬保険(Part D)プログラムでの詐欺/乱用対策を含む医療制度改革に関する法律(Medicare Modernization Act)のサポート機能も提供する。
なお、同省では、長官室をはじめ、国立衛生研究所(National Institutes of Health)、疾病対策予防センター(Centers for Disease Control and Prevention)、食品医薬品局(Food and Drug Administration)、メディケア・メディケイド・サービスセンター(Centers for Medicare & Medicaid Services)、先住アメリカ人に保険サービスを提供しているIndian Health Service、保険リソースサービス庁(Health Resources and Services Administration)、医療研究/品質局(Agency for Healthcare Research and Quality)、薬物乱用と精神衛生事業を管理するSubstance Abuse and Mental Health Services Administration、児童/家庭援護庁(Administration for Children and Families)など、ほぼすべての部署でSASソリューションを使用している。