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R・Ozzieメモ:「インターネットサービスの破壊力」 - (page 5)

文:CNET News.com Staff
翻訳校正:坂和敏(編集部)

2006-01-04 16:05

Platform Products & Services部門

 a.「土台となるエクスペリエンスと付加的なエクスペリエンス」--われわれは「MSN」「Windows Update」、そしてWindows Updateがインストールするソフトウェアを通して、技術革新の成果を迅速に市場に届ける方法とその実践に関する経験を積んできた。この新しい部門では、世界のユーザーのエクスペリエンスを革新・拡張するためにできることを検討する。具体的には、「土台」となるOSエクスペリエンスと、「付加的」なエクスペリエンスを、より短時間で提供する方法と、その達成可能性および妥当性だ。そうすることで、われわれは大きな影響力を持つ、多様なアーリーアダプターのニーズに的確に対応できるようになる。

 b.「サービスプラットフォーム」--MSNチームは長年の経験から、「インターネットスケール」のサービスを構築する方法とその実践を理解している。一方、Platformチームは開発者を理解し、コミュニケーションやストレージアーキテクチャの分野で豊富な経験を持っている。2つのチームは協力し、お互いの長所を持ち寄ることで、次世代のインターネットサービスプラットフォームを構築する。このプラットフォームは社内外の革新の土台となるものであり、多彩な機能と運用インフラを通して、従来のインターネットでは実現できなかったような規模でサービスを提供し、われわれ、パートナー、およびユーザーに利益をもたらす。

 c.「サービス/サーバの相乗効果」--われわれのエンタープライズ製品とインターネット製品の間には緊張が生じている。「Exchange」と「Hotmail」、「AD」と「Passport」、そして「Messenger」と「Communicator」の関係はそうした例の一部に過ぎない。われわれのエンタープライズクライアント/サーバは、われわれのインターネットサービスと同時に使用でき、お互いを補完するものでなければならない。機能面では、われわれは「サーバとサービスの対称」を基本としているが、構造上の理由により、インターネットスケールを経済的に実現するために、異なる実装が必要となる場合もある。サーバ/サービス分野では、ユーザー、開発者、および管理者にシームレスなエクスペリエンスを提供する方法を見つけることが急務となっている。

 d.「軽量な開発」--REST、JavaScript、PHPなどを利用したアプリケーションが急増している。これは開発者がスピーディで軽量(lightweight)なソリューション構築を志向するようになっていることを意味する。われわれはこれまでも、パワーユーザーが軽量な開発を求めていることを理解し、AccessやSharePointといった製品を提供してきた。しかし、あらゆる開発分野を対象に、軽量な開発モデルとソリューション構築のニーズに対応できているかどうかを再確認する必要がある。

 e.「責任ある競争」--精力的に、かつ責任を持って競争する。われわれは重大な法的責任を負っている。Windowsとインターネット関連のサービスは、別々の製品として開発し、ライセンスを提供していかなければならない。WindowsはMicrosoftのサービスを購入しなくても、購入できるようにしなければならない。Windowsや各種サービスを設計し、ライセンスを供与する際には、MicrosoftのサービスがWindowsプラットフォームから享受しているのと同じ利益を、サードパーティも得ることができるように留意する。サービスを開発する際には、ドキュメント化されているインターフェースを通して、Windowsクライアントと緊密に連携できるようにし、競合他社のサービスとMicrosoftのサービスが、Windowsに同じように接続できるようにする。他社のサービスとは、ソフトウェアの革新性、価格、およびそれがユーザーと企業に提供する価値の点で競うべきであり、競争は激しいながらも、責任のあるものでなければならない。

Business部門

 a.「Officeのネットワーク化」--他のユーザーやアプリケーションとシームレスに連携するためには、Officeのモジュールをどのように拡張ないし再定義する必要があるのか。PowerPointは直接「ウェブ配信」できるようにするべきか、またはオーディエンスがメモやコメントを書き込めるようにするべきか。Office Onlineの役割を強化し、生産性のポータルとするためにはどうすればよいのか。Officeの伝統であるCOMベースのパブリッシュ&サブスクライブ機能を、RSSとXMLを事実上のパブリッシュ&サブスクライブ構造とする環境に適合させるにはどうすればよいのか。

 b.「テレコムの変容」--大企業を相手にするだけでなく、草の根的な普及にも対応するためには、RTC(Real Time Communications)にどう投資するべきか。RTCを発展させ、中小企業や大企業に、これまでは想像もできなかったような機能を提供するためにはどうすればよいのか。サービスベースのフェデレーションとホスティングを利用して、管理者がいなくても、すべてのユーザーに「使える」エクスペリエンスを提供するためにはどうすればよいのか。

 c.「迅速なソリューション」--既存の製品や、広く普及しているフォームベースのアプリケーションに関する知識を利用して、QuickbaseやSalesforce.comをはるかに凌駕するようなサービスを立ち上げるにはどうすればよいのか。市場の形勢を一変させるような圧倒的な低コストで、何億人ものユーザーにサービスを提供するためにはどうすればよいのか。われわれのクライアントソフトウェア(AccessやGrooveなど)やサーバ製品(SharePointなど)が、こうしたサービスと共に拡大・成長できるようにするためには、これらのソフトウェアやサーバ製品をどう作り替えるべきか。これらの迅速なソリューションは、新しいISVエコシステムやビジネスモデルを促進するものとなるのか。

Entertainment & Devices部門

 a.「エンターテインメントのネットワーク化」--XBox Live をPCやモバイルベースのサービス資産(IM、VoIPなど)と接続した場合、どのような利益が期待できるか。PCとXboxが市場を共有することで、どのような相互利益が生まれるのか。PCユーザーがXboxゲームの観客/参加者となる可能性はあるか。その逆はどうか。

 b.「草の根のモバイルサービス」--Windows Mobileデバイスをサービスインフラ(特にあらゆるコミュニケーションを一元管理できるRTC環境)に接続した場合、デバイスのエクスペリエンスはどう変化するのか。携帯電話からリッチなサービスインフラに直接接続できるようになった場合、大衆市場のメッセージング、メディア、そして商取引はどう変化するのか。

 c.「デバイスとサービスの融合」--ハードウェア、ソフトウェア、そしてサービスの融合は、どのようなデバイスをもたらすのか。サービスが加わることで、どのようなデバイスが実現するのか。

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