グロービアインターナショナルは1月10日、製造業向けERP「glovia.com ver.7.3」のサブブランドとなる「glovia.com easio(イーシオ)」を、2006年1月16日より市場に投入すると発表した。費用対効果の検証をしながら段階的に拡張導入することを推奨する新価格モデルで提供する。
glovia.com easioは、Windows NT版限定。あらかじめ必要な15種類のモジュールが選定されており、1ユーザーあたり29万8000円で、最大10ユーザーまでの拡張が可能だ。ユーザー数を限定し、必要なモジュールを組み合わせて提供することで、導入決定から稼動までの期間および初期投資の圧縮をはじめ、費用対効果の明確化、およびその後のシステム拡張の費用と目的の明確化を実現できる。
また、拡張オプションとして、生産計画のためのファクトリープランニングシステムを、glovia.com easioでのシステム構築に限定し、新価格の490万円で提供する。
15種類のモジュールの内訳は、製品管理モジュールが「エンジニアリング」「原価管理」、製造モジュールが「MPS(基準生産日程計画)」「MRP(資材所要量計画)」「作業オーダー」「繰返生産」「製造現場管理」「在庫管理」「棚卸」、顧客管理モジュールが「販売見積」「販売オーダー」、サプライヤー管理モジュールが「購買見積」「購買オーダー」となる。異種システムとの連携のためのアプリケーションアダプターおよび外部インタフェース機構(EIF)も提供される。
なお、11ユーザー以上にユーザー数を追加するケースでは、glovia.com ver.7.3の通常価格が適用され、最初の1ユーザーにさかのぼってスタンダード版との差額と追加分の新規スタンダード分のライセンス費用が必要となる。この場合、UNIXプラットフォームへの拡張も可能。2006年度の20社への新規販売を見込んでいる。