ネットマークスは1月18日、携帯電話を利用したネットワーク認証システム「ProtectID」を販売開始すると発表した。キーロガーなどのスパイウェアによるID、パスワードの盗み取り防止に役立つという。
提供元である米StrikeForce Technologiesと販売代理店契約を締結。日本国内のほか、中国と東南アジア5カ国で独占的に販売する。価格は500人の利用を想定したモデルケースが400万円から。携帯電話関連会社などの需要を見込み、1年間で2億円の売上げを目指す。
ユーザーがウェブサイトでIDを入力すると、サーバ上のシステムがIDに対応した携帯電話の番号を呼び出す。音声案内に従い、携帯電話からパスワードを入力することで認証が行える。
IDとパスワードを同時に入力する認証方式に比べ、なりすまし行為などの被害を受けにくいという。またパソコンがキーロガーに感染した場合、入力したID、パスワードを盗み取られる危険を低減できるとしている。
このほか、ユーザーの携帯電話機を認証に利用できるため、新たな機器やソフトウェアを配布する必要がなく、短期間でシステムを導入できるメリットもあるという。