日立システムアンドサービスは1月20日、医療法人鉄蕉会 亀田総合病院が同社の就業管理システム「リシテア」を採用したことを発表した。
亀田総合病院では、職員の勤務管理を、事前に勤務計画を入力するワークスケジューリングシステム(勤務予定管理)と勤務実績を記入する勤務申請表(勤務実績管理)として、システムと紙で管理していた。
また、職場ごとに複数の管理ルールが存在していたため、勤務に関する管理が煩雑になっていた。さらに紙ベースの実績管理では記入ミスが多く、申請表からOCRへの転記作業などデータ集計までの作業に時間がかかっていたことも課題だった。
そこで同法人は、職場での使いやすさや、独自の要件へのフィット率、ワークスケジューリングシステムとの連携が可能な点などを評価し、日立システムの「リシテア」を採用。結果、データチェック、転記、集計の作業が大幅に減り、申請表のペーパーレス化を実現している。
また、勤務実績の申請がシンプルになり、これまで職場ごとに複数存在していた管理、運用ルールも統一できた。管理側としては、職員の勤務実績をリアルタイムに把握できるようになったことも大きな効果のひとつ。今後は、リテシアをワークスケジューリングシステムと連携させる予定。