SAS Instituteは1月11日、フォーチュン誌が毎年発表する「最も働きがいのある会社ベスト100(100 Best Companies to Work For)」に9年連続で選出されたことを発表した。
今回のランキングでSASは、「子育て支援(child care)」の部門で1位。事業所にある託児所の費用が1カ月あたり300ドルで、対象企業中最低料金だった。「医療保険(health care)」と「仕事と私生活のバランス(work-life balance)」の部門のランキングでも選出されている。
なお、過去9回のランクイン中、SASは10位以内に6回入っているが、今回は30位。それでもソフトウェア企業としては最も高い順位で、IT関連ではQualcommが23位、Cisco Systemsが25位、Network Applianceが27位と、ハードウェア企画・製造業が上位となっている。ソフトウェアでは、Microsoftが42位でIntuitが43位。日本になじみやすい企業文化を持ち、日本法人従業員の満足度が高いと言われているIntelは97位にランクインした。
評価対象は466社。Great Place to Work Institute(働きがいのある会社研究所)によって編纂された。ランキングでは、各企業の戦略と文化の評価、そして従業員の意見の2点が基準とされ、信頼性(従業員とのコミュニケーション)、従業員の尊重(機会と福利厚生)、公正さ(報酬、多様性)、プライド/仲間意識(社会貢献など)の4分野について採点されている。