アルプスシステムインテグレーション(ALSI、大喜多晃社長)は、05年に日米で発売した学校向けラボマネジメントシステム「InterCLASS(インタークラス)」の機能強化版を2月15日に発売する。価格は、生徒20台構成時で64万500円から。日米合計で、初年度に500システム、約5億円の販売を目指す。
新バージョンはALSIと小中学校の現職教師で推進する「ネットワーク型学習評価共同研究プロジェクト(e-assessment project:e-as(イーアス)」の研究製品。具体的には、学校現場のニーズを反映し、「Active Directory」や「Open LDAP」と連携して「出席管理」を自動化したほか、「セキュリティ機能の強化」「Windows Media Video(WMV)の配信対応」「授業支援機能の強化」などの機能強化を行った。
学習者の理解度や到達度を把握する学習評価システムを搭載し、複数のPCに対して、一斉に画像や動画を配信することが可能。そのため、パソコン教室での授業を円滑・効果的に進められる。また、複数のPCやプリンタも一括管理できるため、管理負担も軽減できる。
ALSIでは、「イーアス」における研究内容をもとに、学校現場で必要とされている機能の追加を今夏にも実施。さらなるバージョンアップを図る予定。