NECは1月27日、LDAP v3に対応したディレクトリ製品「EnterpriseDirectoryServer Linux版 Ver5.0」を発売した。
EnterpriseDirectoryServer Linux版 Ver5.0は、企業における業務システムやグループウェアなどの利用者認証情報やセキュリティポリシーを統合的に管理することができる。複数システムのID情報を統合する「統合ID管理基盤」をLinuxを用いて実現する製品だ。他のディレクトリ製品との双方向データ連携を容易にするためのデータ連携オプションを備え、既存システムとの連携においてコスト削減が可能だ。
2つのCSVファイルの差分情報によるディレクトリデータの更新や、一方向暗号化パスワード使用時にもディレクトリ製品へのパスワード連携が可能など、セキュリティ機能が強化されている。また高負荷時の同時処理方式が改善されたことで、従来製品とほぼ同じメモリ使用量で最大約500倍の常時接続が維持できるようになったという。
価格は55万円からで、月額保守料金は税別で6900円から。オプション製品としてSSLオプション(20万円から)、AD Syncオプション(128万円から)などが用意されている。