Cybertrustは1月31日、金融サービス部門向けデジタル証明書発行サービス業者であるQuoVadis Trust/Linkが、Cybertrustの「UniCERT」を採用し、導入が完了したことを発表した。
QuoVadisは1999年、バミューダを拠点とする国際事業向けに、オンラインセキュリティサービスを提供することを目的として設立された企業。2002年にバミューダ政府からCertification Services Provider(CSP)として正式な認定を受け、2005年にはスイスに事業拠点を設立している。
現在、スイスのZertES電子署名法や他の欧州諸国の標準に対応するクオリファイド(特定証明書)証明書発行者となるべく、認定に向けた審査を受けている。
今回の導入で同社は、オンラインユーザーの判別と、データのプライバシーおよび完全性の保護、電子メールなどオンラインシステム上でのデジタル署名の利用を可能とする、クオリファイド証明書の発行をUniCERT PKIによって行うことになる。