日立ソフトウェアエンジニアリングは2月7日、ファイアウォールやプロキシサーバの稼働状況をレポートするソフト「NetInsight II Security Reporting Center V3.0」および「NetInsight II Firewall Suite V5.0」の販売を開始した。前者が複数管理者向けの製品であるのに対し、後者は単一管理者向けとする。
両ソフトは、2005年9月に米NetIQから開発権と改変権、販売権を取得した「Security Reporting Center」「Firewall Suite」をベースに、日立ソフトが機能改善と追加を行い、NetInsight IIシリーズとして販売する製品。ファイアウォールやプロキシサーバが生成するログ情報を分析し、HTML、Word、Excel、PDF形式の視覚的なレポートを管理者に提供する。
具体的には、帯域管理、セキュリティイベント、URLアクセス分析、フィルタ機能、プロトコル別分析、自動レポートスケジュール、カレンダーベースレポート(NetInsight II Security Reporting Centerのみ)といった機能を備える。レポートが視覚化されることから、「管理者に負担をかけることなく、ネットワークの状況をリアルタイムに把握することが可能」(日立ソフト)。対応OSは、Windows XP SP2とWindows Server 2003 SP1となる。
監視対象のファイアウォール、VPN、プロキシサーバ1台当たりの税込み価格は、55万6500円。初年度および次年度以降の保守費用は11万4450円だ。日立ソフトでは、初年度で1000ライセンスの販売を見込んでいる。