アイログと日本ユニシス、「ILOG JRules」を中核にテレコム向けソリューションを展開

山下竜大(編集部) 2006年02月16日 09時58分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 アイログと日本ユニシスは2月15日、アイログのビジネスルール管理システム(BRMS)製品「ILOG JRules」と日本ユニシスのテレコム分野におけるシステム開発の経験、ノウハウを連携したテレコム分野向けBRMSソリューションの提供で提携することを発表した。この提携により両社は、2年間で10システムの販売を見込んでいる。

 アイログのILOG JRulrsは、ビジネスのさまざまな場面で発生するルールをアプリケーションから切り離し、リポジトリで管理することでルールの設定や変更、操作、管理を包括的に実現できるBRMS製品。ビジネスルールをアプリケーションから切り離し、リポジトリで管理することで、ビジネスの変化にアプリケーションを柔軟かつ迅速に対応することができるので、システム開発の期間短縮とコスト削減、品質の向上を期待できる。

 例えば、テレコム関連企業が新しいサービスを追加する場合、従来のようにプログラム中に条件文を記述していると、プログラムそのものを修正しなければならない。しかし、この条件文をルールとしてILOG JRulesで管理することで、プログラムは全く修正することなく、ルールを追加するだけで新しいサービスを提供することが可能になる。また、このとき稼働しているアプリケーションを止めることなくルールを変更することができるので効率的なシステム運用も可能になる。

 今回、日本ユニシスがILOG JRulesを採用したのは、表形式、または自然言語により、日本語でビジネスルールが記述できるのでIT部門の担当者だけでなく、業務部門の担当者もビジネスルールを追加、変更することができること、次にビジネスルールとアプリケーションが切り離されているために、稼働しているアプリケーションを停止することなく、ビジネスルールの追加、変更が可能なことの大きく2つの理由からだ。

 現在、多くの通信事業者は、たとえば「もし使用期間が3年以上なら基本料金を10%値引きする」などのビジネスルールの頻繁な追加や変更など、複雑な課金システムに対応していかなければならないという課題を抱えている。日本ユニシスでは、今回の提携により「FMC(Fixed Mobile Convergence)」やIP電話、高速インターネット、映像配信の通信を1つの回線で提供する「トリプル・プレイ」など、今後登場する新しいサービスの実現や展開における課題を解決できるソリューションとなるとしている。

 アイログでは、今後1年間で通信事業者向けのBRMSライセンス販売で7億円を見込んでいる。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
経営

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
サイバーセキュリティ未来考
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
Gartner Symposium
企業決算
ソフトウェア開発パラダイムの進化
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化