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ネットアップ、異機種混在環境対応のVTL新製品などによるソリューション拡充を発表

柴田克己(編集部)

2006-02-16 21:01

 日本ネットワーク・アプライアンス(ネットアップ)は、2月16日、同社のD2D(Disk to Disk)バックアップソリューションの拡充に関する戦略発表会を行い、新製品として仮想テープライブラリ(VTL)「NearStore VTL 600/1200」、暗号化アプライアンス「Decru DataFort 3.0」を発表。同日より代理店を通じて販売を開始した。

日本ネットワーク・アプライアンス、代表取締役社長の鈴木康正氏

 ネットアップ、代表取締役社長の鈴木康正氏は、冒頭で同社の2005年度の全世界での売上が15億9000万USドル、年平均成長率が48%に達したことを報告。急速に拡大するストレージ市場において、包括的なデータ管理ソリューションを世界レベルのサービスおよびサポートとともに提供できる点が同社の強みであるとした。本日発表された新製品は、オープンシステムにおけるネットワークストレージ市場において、同社の提供するD2Dソリューションを他社製のストレージ環境に対して広げるための重要なコンポーネントであるとした。

NearStore VTL 600

 NearStore VTL 600/1200は、異機種混在のストレージ環境やテープライブラリ環境において、既存のバックアップ環境を変更せずに導入が可能なVTL製品。日立製作所、HP、IBM、サン・マイクロシステムズ、EMCといった、あらゆるストレージシステム環境で動作する。

 バックアップ負荷の変化に合わせて、自動的にファイルの再配置を行うことで最適なパフォーマンスを維持する「パフォーマンス自己最適化機能」、搭載されたテープドライブのデータ圧縮機能によって物理テープライブラリに保存する際、仮想テープのサイズ圧縮を予測し、物理テープのメディア使用量を半減させることが可能な「テープ使用効率最適化機能」、バックアップ管理ソフトによる仮想テープへのバックアップ完了後、NearStore VTLから物理テープへのコピーを自動的に行える「ダイレクトテープ作成機能」などを備える。VTL 600では4.5〜84テラバイト、VTL 1200では9〜168テラバイトの容量をサポートし、高速で信頼性の高いデータリカバリや管理コストの削減を実現するという。

Decru DataFort 3.0

 Decru DataFort 3.0は、ストレージに特化した暗号化アプライアンス製品。高度な暗号アルゴリズム(AES-256)と完全乱数生成機によるキー作成機能をハードウェアで実装することにより、ストレージに高速で強固なセキュリティを提供するという。暗号化に関するキーの管理にはスマートカードを利用し、企業内で長期間継続して使用する場合にも、管理作業を簡便化できるという。

 サポートするプロトコルは、従来のFC、SCSI、NFS、CIFSにiSCSIが加えられた。対象となるストレージとしては、ストレージサブシステム(FC、iSCSI、NFS、CIFS)に加えて、テープライブラリ(FC、SCSI)をサポートする。

 ネットアップでは、これらの製品拡充に加え、VTLを含む、災害復旧、バックアップ・リカバリといったバックアップソリューションに関連する設計および導入サービスを「NetApp ConsultingEdgeサービス」として提供し、日本におけるD2Dソリューションの拡販を目指すとしている。

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