SRA OSSの日本支社は2月16日、オープンソースデータベース「PostgreSQL」の商用版の最新版となる「PowerGres on Linux Ver 3.0」の販売を、2月28日より開始すると発表した。無償で60日間の試用が可能な評価版のダウンロードサービスは2月16日より開始される。
PowerGres on Linuxは、PostgreSQL Linux環境向けに製品化したもの。オープンソース版にはない独自開発のGUI管理ツールの同梱や、製品サポートなどが付属しているる。
今回、発表されたPowerGres on Linux Ver3.0は、PostgreSQLバージョン8.0をベースとする。信頼性を高めるための「Point inTime Recovery」や、アクセス分散によるパフォーマンス改善を図る「テーブルスペース」といった、PostgreSQL 8.0の新機能が利用できるようになった。
稼働環境は、Intel Pentium および互換CPU(300MHz以上推奨)、Red Hat Enterprise Linux AS/ES 2.1, 3.0, 4.0、最小128MB(256MB以上推奨)のメモリ、100MB以上のHDD。価格は、本体のみで5万400円。初年度年間サポートをつけると13万4400円。さらにODBCサポートオプションを加えると、15万4400円となる。
なお、現行製品である「PowerGres on Linux Ver 1.0/2.0」の年間サポートに登録しているユーザーは、無償でVer 3.0にアップグレードすることができる。