ネットケアは2月22日、VoIP対応IPコンタクトセンターのインテグレーションサービスを2006年4月に提供開始すると発表した。ネットケアは、自社のコンタクトセンターにシスコシステムズの「Cisco IP Contact Center Enterprise Edition(IPCC)」を導入し、日本ヒューレット・パッカード(日本HP)も含め、3社が協業してサービスを提供する。
ネットケアは、コンタクトセンターやネットワークの運用アウトソーシング事業を展開するインターネットイニシアティブ(IIJ)グループの企業。コンタクトセンターをIP化するメリットについて、ネットケアは、(1)設備コストとメンテナンスコストの削減、(2)迅速な拠点展開、(3)人員配置の最適化という3点を挙げている。
今回の協業で、ネットケアの豊富な経験、日本HPのコンピュータ電話統合(CTI)分野向け製品、シスコのIP電話対応コンタクトセンター向け製品を組み合わせ、「IPコンタクトセンターの導入、設計、構築から運用まで、一貫したインテグレーションサービスを提供する」(ネットケア)。ネットケアでは、顧客向けアウトソーシングサービスを強化し、同サービスで2006年度に2億円、今後5年間で合計10億円の案件受注を目指す。