KDDIと日立ソフトウェアエンジニアリングは3月7日、企業間のファイル交換を暗号化保護するセキュリティサービスに関して協業すると発表した。
KDDIのファイル交換サービス「セキュアシェア」と、日立ソフトのパソコン向け情報漏えい対策システム「秘文」を組み合わせて提供する。ファイル交換サービスを利用する際、サーバと端末の双方で情報漏えい防止対策が可能となる。
セキュアシェアは、KDDIの専用サーバを利用して、インターネット経由でファイル交換をするサービス。ユーザーが送受信するファイルを、サーバが自動的に暗号化保護するのが特徴。また秘文はパソコンや記録メディアのデータ暗号化や持出し制御といった機能を備え、セキュリティ状況の監視、操作ログの取得などを行なえる。
今回は、セキュアシェアを利用する送信側および受信側ユーザーのパソコンに秘文を導入。サーバ環境とクライアント環境の双方で、情報漏えい対策が可能になる。個人情報を扱う企業の営業部門や、機密情報を扱う開発部門、企業間プロジェクトに携わる企画部門などの需要を見込む。KDDIと日立ソフトでは今後も、各種セキュリティ製品の連携したサービスを提供していくとしている。