ウイングアークテクノロジーズは3月9日、多次元高速集計検索エンジン「Dr.Sum EA」の最新版「Dr.Sum EA ver.2.4」の発売を開始した。
Dr.Sum EAは、企業に蓄積されるデータを部門間だけでなく全社規模で活用する環境を提供する多次元高速集計検索エンジン。
製品ラインアップは従来のCPU数による販売体系から同時実行数、データ容量によるライセンスモデルに変更し、「Dr.Sum EA Advanced」と「Dr.Sum EA Enterprise」に加えて、新たに「Dr.Sum EA Premium」を提供する。データ容量はDr.Sum EA Advancedが2000万件まで、Dr.Sum EA Premiumが2000万件から1億件、Dr.Sum EA Enterpriseが1億件以上で、価格はそれぞれ210万円、262万5000円、840万円からとなっている。
Dr.Sum EA PremiumとDr.Sum EA EnterpriseはインテルEM64Tに対応し、Windows Server 2003 R2 x64bit Edition上で、従来の製品と比較して1.2倍〜1.5倍の高速データ処理が可能となった。特にDr.Sum EA Premiumは、1台のサーバでテーブルごとにデータを分けて作業するマルチビューにより大規模データボリュームを高速処理可能だ。さらに、更新データを自動的にインポートするマルチビューインポート機能により、運用管理作業を大幅に軽減できるとしている。