NTT東日本とNTT-MEは3月9日、「Ubifficeデータアクセスソリューション」を3月10日より提供開始すると発表した。「Ubiffice(ユビフィス)」は、「ユビキタス+オフィス」からなる造語で、NTT東日本のユビキタスオフィスソリューションのブランド名。
Ubifficeデータアクセスソリューションは、外出先やリモート拠点から、公衆無線LANサービスやブロードバンド回線を活用し、パソコンやPDA、スマートフォンなどの端末から、社内システムへのアクセスを可能にするサービスだ。
サーバ側でアプリケーションやデータを一括管理するシンクライアント方式により、クライアント端末にデータを保存しないため、盗難や紛失、不正持ち出しによる情報漏えいを防止できる。メールやグループウェアなどの業務系アプリケーションを高速かつセキュアに利用可能なほか、個々の社員の端末管理をする必要がなくなるため、システム管理者の負担を軽減するとしている。
システムの構築にあたっては、NTT-MEがシトリックス・システムズ・ジャパン社のアクセスゲートウェイ装置などの物品調達、設計からシステムの構築、運用、保守までをトータルに行う。
10ユーザー同時接続可能なサーバ、ネットワーク機器、ソフトウェア一式の概算標準価格は230万円からとなっている。