アップデートテクノロジー、自社製品ユーザーにWinny起動阻止ツールを無償提供

目黒譲二

2006-03-16 19:43

 アップデートテクノロジーは3月16日、ファイル交換ソフト「Winny」の起動を阻止するツール「ウィニーストッパーVer.1」を、「アップデートエキスパート Ver.6.1」の登録ユーザーに対して3月23日より無償で提供すると発表した。また、30日間使用可能な限定評価版をホームページで公開する。

 ウィニーストッパーは、Winnyの起動処理を監視し、起動を阻止できるツールだ。同社が販売するシステム管理者向けパッチマネジメントソフト、アップデートエキスパート Ver.6.1の登録ユーザーに対して、無償ユーザーライセンスで提供する。ユーザーライセンスで提供することによって、企業内のみならず従業員の自宅のPCにもインストールすることができ、自宅PCからのデータ流出を阻止できる。

 アップデートテクノロジーは今後、ウィニーストッパーとアップデートエキスパートとの連携機能を高め、ウィニーストッパーをリモートからプッシュ形式でインストールし、企業コンピュータのWinny禁止パソコン化を徹底する機能などを追加する予定だ。

 将来的には本製品を改良し、企業と家庭のPCの情報漏えいなどを引き起こすマルウェアの発見、動作の防止と監視ができる製品や、アップデートエキスパートとは切り離した、Winnyの動作阻止のみを目的とした単独製品を、第2四半期の提供を目指して開発するとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]