迅速かつ柔軟な意思決定を低コスト、高パフォーマンスで実現できるTeradata - (page 2)

山下竜大(編集部) 2006年03月19日 00時43分

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--RDB市場において、Teradataは現在どのような位置づけにあるのでしょう。また、市場におけるTeradataの強みとは?

 RDB市場において、ここまで詳細なデータを蓄積し、ビジネスに有効活用できる仕組みを提供できるのはTeradataだけだと思っています。

 特に、小売やテレコム、製造、金融などの分野においては、大量のトランザクションを効率的に処理することが不可欠であり、これらの企業のニーズに本当に応えられるのはTeradataだけです。

 他社の製品だと、データのサブセットやサマリをあらかめ作成しておかないとデータの分析ができません。しかし、TeradataであればRDB上のデータをそのまま分析することが可能です。

 Oracleは優れたOLTPエンジンであるとは思いますが、DWHや意思決定支援システムにフォーカスしているわけではなく、有効な製品を提供していません。またIBMは、OracleよりはDWHや意思決定支援システムにフォーカスしていますが、PowerチップやAIXなどの独自のプラットフォームに最適化されています。

 それに比べ、Teradataはインテル・アーキテクチャをサポートしており、よりオープンな環境でDWHや意思決定支援システムを実現できます。

--ユーザーは何を評価してTeradataの採用を決定するのでしょう。

 ユーザーがTeradataの何を評価しているかといえば、高いパフォーマンスと低いTCO(総保有コスト)、企業システムにより密に組み込むことができる統合性です。現在、意思決定支援サービスを導入するには、全社的に利用できる能力が必要です。どのような組織においても、意思決定が可能な能力がほしいという要求に迅速に対応できる能力です。

 そのためには、SOA(サービス指向アーキテクチャ)戦略が重要になります。そこで、Teradataでは、「Teradataアプリケーションプラットフォーム」を提供しています。これは、ひとつのコンポーネント戦略なのですが、Teradata上に、SAPやSiebel、既存のアプリケーション、Teradataのアプリケーションなどをきちんと統合することが可能な仕組みを提供します。

--日本市場と欧米市場でユーザーのニーズに違いはあるのでしょうか。

 やはり違いはあると思います。たとえば日本の金融業界では、銀行の買収合併が進んでおり、より一層の顧客サービス向上を目的に、迅速かつ正確な意思決定が求められています。

 またテレコム業界では、日本は最先端のサービスを顧客に提供しています。GPSサービスや音楽配信など、さまざまなサービスが提供されていますが、コンテンツ管理が今後ますます重要になるでしょう。そこで、われわれにとっても大きなビジネスチャンスがあると思っています。最先端のサービスを提供するためには、市場や顧客ニーズを分析するための優れたツールが必要だからです。

 さらにリテール業界では、欧米のクレジットカード社会に比べ、日本は現金での支払いが多くなっています。そのため店舗側にとっては、非常に顧客の顔の見えにくい市場といえます。そのため、顧客ニーズの分析が非常に難しいのです。こうした分野にもTeradataは有効です。

 新しいテクノロジに関しては、日本は非常に保守的です。しかし、一旦使うと決めると非常に高度なテクノロジに磨き上げることができます。たとえば、日本のコカ・コーラは、自動販売機の中にデータベースを組み込んで、販売管理をしています。このような仕組みは、米国では実現できなかったでしょう。

--日本では日本版SOX法に注目が集まっています。米国ではすでにSOX法が施行されていますが、その経験を日本でも生かせると思いますか。

 SOX法では、保存された情報をいつでも開示できる能力が必要です。Teradataにはデータの透明性を実現できる能力があるので、SOX法対応においてはすでに多くのノウハウを持っています。

 SOX法の施行により、企業は多くの投資を強いられましたが、ある顧客は「Teradataの採用によりSOX法関連システム以外にも同じデータを再利用しながらBI分析ができるようになったのは、ボーナスのようなものだった」と話しています。

 このような経験やノウハウは、日本市場でも大いに生かせると思います。

--10年後にRDBはどのように進化しているでしょう。

 非常にむずかしい質問ですが、構造化データ、非構造化データを扱う世界であるということに変化はないでしょう。今後、最も重要なのは、DWHを通じてさまざまなワークロードにきちんと対応していくことです。このとき100%のワークロード管理の自動化を実現することで、本当の価値を提供することができるでしょう。

 これは、3〜5年以内に実現できますが、10年先は予想もつきません(笑)。

--日本のユーザーにメッセージをお願いします。

 いかに情報を収集し、いかに意思決定につなげていくかが重要です。社内だけでなく、社外のデータソースもリアルタイムに収集し、経営者だけでなく、現場にまで意思決定の権限を拡大していくことが、今後企業にとって大きな競争力になると思います。

 テクノロジは、すでに大きな問題ではありません。Teradataが必要なすべての機能を提供します。今後は企業として、いかに成熟したビジネスプロセスを実現するかが重要です。そのための支援を今後も続けていきたいと思っています。

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