ドコモもWiMAXに参入--屋外実証実験に向け、免許を総務省に申請

目黒譲二

2006-03-28 18:53

 NTTドコモは3月28日、ワイヤレスブロードバンドサービスの屋外実証実験に向け、IEEE802.16e方式(WiMAX)の屋外実証実験用無線局の免許を総務省に申請したと発表した。実験は東京都代々木周辺で、約12カ月行われる。

 IEEE802.16eは、広帯域移動無線アクセス技術の一つとして注目されている無線LAN規格。本実験において、NTTドコモはNTTグループ各社と協力し、WiMAXの屋外環境での性能評価とともに、2.5GHz帯域において隣接する既存の移動衛星通信システムとの電波干渉評価を行う。

 具体的な実験内容は、1)基地局端末間の距離、端末の移動速度(固定的利用を含む)などに応じたスループット特性など無線伝送特性の評価、2)無線パラメータの最適化、エリア構築方法の検証を通じた周波数利用効率の検証、3)移動衛星通信システム(ワイドスターサービス)など既存システムとの干渉評価、4)WiMAXシステム内ハンドオーバーおよびHSDPAなどとの異システム間ハンドオーバーの検証となっている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]