ボーダフォンは3月28日、迷惑メール対策の一環として、3月29日よりSPF方式の送信ドメイン認証に対応すると発表した。
SPF(Sender Policy Framework)は、メールを送信するサーバを指定するIPアドレスなどの情報(SPFレコード)をDNSサーバ上で宣言し、この情報を認証情報として、送信元メールアドレスのドメイン名と送信サーバの情報の整合性を確認することにより、メールが正当なサーバから送信されたものかを判別する送信ドメイン認証技術。
今回の対応でボーダフォンは、JEAG(Japan Email Anti-Abuse Group)が策定した提言書に基づいて、SPFレコードをDNSサーバ上で宣言する。これにより、SPF/Sender ID方式の送信ドメイン認証技術を導入しているインターネットサービスプロバイダや一般企業などのメールサーバにおいて、ボーダフォン携帯電話のメールアドレスを詐称した「なりすましメール」を識別できるとしている。
なお、ボーダフォンでは、パソコンなどを利用して送信元をボーダフォン携帯電話や他社携帯電話、PHS(ウィルコムのみ)のメールアドレスに偽装したなりすましメールを受信拒否できる機能を、2005年3月より導入している。