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“見える化”でシステム開発を革新するチェンジビジョン:“見える化”を支援するテクノロジ(2) - (page 2)

山下竜大(編集部)

2006-03-30 10:05

チェンジビジョンの“見える化”製品

 TRICHORDは、蓄積されたデータからプロジェクトを可視化するビューを生成し、プロジェクトを“見える化”するプロジェクト見える化ツール。「かんばん」「バーンダウンチャート」「パーキングロット」などのビューを提供することにより、進捗、障害、タスク構成情報など、プロジェクト管理の最小限のデータを使用してプロジェクトの統合管理を実現する。

 最終的には、10種類程度の機能がTRICHORDに搭載される予定。2006年第一四半期から第2四半期にかけて、毎月1種類のペースで機能が搭載される計画だ。さらに第3四半期に「TRICHORD core」製品が、第4四半期に「TRICHORD Tools」製品の出荷が計画されている。

 平鍋氏は、「TRICHORDが目指しているのは、Kent Beck氏が開発したJavaテスティングフレームワークである“JUnit”の世界だ。そもそもプログラマーは“テスト”という言葉が嫌いだ。それは、自分が書いたプログラムを疑うということだからだ。しかし、JUnitが登場したおかげで、プログラムのテストを容易にし、かつ楽しく行えるようになった」と話す。

 「TRICHORDが目指しているのもこの世界だ。プロジェクトの進捗を上司に管理されるのではなく、自分自身で管理できる世界を実現する。1人ひとりが確実な進捗管理をすることで、管理者はプロジェクトの進捗の全体を一目で把握できるようになる」(平鍋氏)

 一方、エンジニアの思考を支援するプラットフォーム製品であるJUDEは、モデリングエンジン上でUMLとマインドマップを融合し、思考プロセスを止めない使いやすい操作性を提供するモデリングツール。JUDEを使用することで、これまで難しいとされていた要求開発を“見える化”し、必要な機能をシンプルに使ったモデリングが可能になる。

 「現在、JUDEでは、UMLとマインドマップの2つの機能を提供しているが、今後はビジネスプロセス管理(BPM)などの機能を搭載し、統合的なモデリングエンジンに拡張していく計画だ。このときAPIを公開することで、さまざまな外部アプリケーションと連携できる仕組みも提供していく」と平鍋氏。

 マインドマップは、2006年第1四半期に単体製品「JUDE/Think(仮称)」としても提供される予定で、システム開発者だけでなく、企画担当者やマーケティング担当者など、さまざまな分野での利用を想定している。

 また、2006年第一四半期から第2四半期にかけて、UML 2.0に対応した「JUDE 3.0」およびビジネスモデリングや組織モデリングに対応した「JUDE/Biz(仮称)」も出荷の開始が予定されている。その後は、四半期ごとに新しい機能のリリースが計画されている。

 チェンジビジョンの今後の展開について平鍋氏は、「今後2年程度でJUDEとTRICHORDの製品を完成させ、3年目である程度のシェアを日本国内で確立したい。さらにその後は、日本の“見える化”の知恵を米国をはじめ世界に展開していきたいと考えている。人員としても2〜3年で数百人とかに拡大する気はなく、少数精鋭で強いビジネスモデルを確立していきたい」と話している。

マインドマップからユースケース図を自動生成することができるJUDE。今後は、BPMや外部アプリケーション連携などさまざまな機能が搭載される。

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