日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は4月6日、エントリクラスの新型ラックマウントサーバ「HP ProLiant DL320 Generation4」、中小規模システム向けの新型ラックマウント型テープライブラリ「HP StorageWorks MSL4048ライブラリ」、新型ラック「HPラック10000シリーズGeneration2」を発表した。
DL320 Generation4は、新たにシリアルATA(SATA)またはSerial Attached SCSI(SAS)のホットプラグ対応ハードディスクと、リモート管理機能LSI「Integrated Lights-Out 2(iLO2)」を標準装備した。日本HPでは「エントリ機でありながら卓越した管理機能と信頼性を提供する」としている。搭載するプロセッサの違いにより、以下の4モデルを用意する。税込み価格は12万4950円から。4月下旬に出荷を開始する。
- インテルCeleron Dプロセッサ341搭載モデル
- インテルPentium 4プロセッサ650搭載モデル
- デュアルコアインテルPentium Dプロセッサ920搭載モデル
- デュアルコアインテルPentium Dプロセッサ930搭載モデル
MSL4048は、4Uサイズの筐体に48巻のUltriumメディアを格納可能なテープライブラリ。「HP StorageWorks Ultrium960」テープドライブを最大2台搭載可能なモデルと、「HP StorageWorks Ultrium448」テープドライブを最大4台搭載可能なモデルの2種類を提供する。Ultrium960を使用した場合、非圧縮時の記憶容量は19.2テラバイトとなる。税込み価格は、Ultrium960モデルが231万円から。5月上旬に出荷を開始する。
HPラック10000シリーズGeneration2は、HP ProLiantサーバ以外にも、「HP Integrity」サーバや「HP StorageWorksファミリ」ストレージ製品など、同社のエンタープライズ製品で共用可能なユニバーサルラック。サイドパネルの分割や、ドア部の操作性および強度の向上などにより、利便性と耐久性を高めたという。