日本HP、独自開発チップセット「HP sx2000」搭載Itanium 2サーバを発売

ニューズフロント

2006-04-18 14:51

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は4月18日、独自開発の新型チップセット「HP sx2000」とインテルItanium 2プロセッサを搭載するハイエンドサーバ「HP Integrity Superdome」とミッドレンジサーバ「HP Integrity rx7640」「HP Integrity rx8640」の販売を開始した。税込み価格は4341万7500円からとする。

 HP sx2000は、データ転送を制御するクロスバーの帯域幅を既存チップセット「HP sx1000」の約4.2倍に拡張するなど、システム内の各バンド幅の帯域を広げた。その結果、HP sx1000を搭載したSuperdomeサーバと比べ、HP sx2000搭載Superdomeの処理性能は最大30%高くなった。

 また、メモリ障害によるシステム停止を回避する「ダブルチップスペアリング」機能の採用、バスの三重化による信頼性を確保するクロスバーの強化、システム内の時間をコントロールするシステムクロックの二重化などにより、耐障害機能を大幅に強化した。

 HP sx2000を搭載する3モデルの概要は以下のとおり。

  • HP Integrity Superdome
    プロセッサ:Itanium 2(1.6GHz、9Mバイトキャッシュ)、最大64個搭載可能
    メモリ:最大1024Gバイト

  • HP Integrity rx8640
    プロセッサ:Itanium 2(1.6GHz、6Mバイトキャッシュ)、最大16個搭載可能
    メモリ:最大128Gバイト

  • HP Integrity rx7640
    プロセッサ:Itanium 2(1.6GHz、6Mバイトキャッシュ)、最大8個搭載可能
    メモリ:最大64Gバイト

 日本HPは、今後提供されるデュアルコア版Itanium 2(開発コード名「Montecito」および「Montvale」)や、PA-RISCプロセッサの「PA-8900」(Superdomeのみ)への対応を予定している。デュアルコア版Itanium 2の搭載可能個数は、HP Integrity Superdomeが最大128個、HP Integrity rx8640が最大32個、HP Integrity rx7640が最大16個となる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    標準化されたOS「Linux」で実現するIT環境の効率化、検討すべき9つの事項とは

  2. クラウドコンピューティング

    CentOS Linuxアップデート終了の衝撃、最も有力な移行先として注目されるRHELの今

  3. クラウドコンピューティング

    調査結果が示す「Kubernetes」セキュリティの現状、自社の対策強化を実現するには?

  4. OS

    Windows 11移行の不安を“マンガ”でわかりやすく解消!情シスと現場の疑問に応える実践ガイド

  5. 運用管理

    AWSに移行することのメリットと複雑さ--監視ソリューションの導入から活用までを徹底解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]