RSAセキュリティは4月19日、データ暗号化などに使う暗号鍵を管理するソフト「RSA Key Manager」の販売を4月25日に開始すると発表した。さまざまな暗号鍵の管理を、集中的かつライフサイクル全般にわたって実施できる。
RSA Key Managerは、システム内に散在する暗号鍵を一元管理するためのソフト。暗号鍵の生成から保存、更新、廃棄まで、ライフサイクル全体を対象とした管理ができる。システム管理者の持つ暗号鍵に対するアクセス権を設定すれば、セキュリティレベルの向上につながる。
主なセキュリティベンダー製品の生成した暗号鍵や、メインフレーム上の暗号鍵の管理に対応する。クレジットカード業界のデータセキュリティ基準PCI Data Security Standardの鍵管理要件も満たせる。
RSAセキュリティでは、「RSA Key Managerを利用して、企業によって異なるセキュリティポリシーや、業界ごとに定められたセキュリティ基準に準拠したシステムの開発が容易に行える」としている。また、「暗号化機能に関するセキュリティレベルをシステム全体で一括管理できるので、システム開発や維持にかかる労力、時間、コストを低減できる」(同社)という。