ハイペリオンは4月20日、同社のビジネス・インテリジェンス(BI)ソリューションの新バージョン「Hyperion Performance Suite 8.5」を発表した。出荷は同日より開始され、同社の販売代理店を通じて販売される。
Hyperion Performance Suiteは、BI製品「Hyperion Intelligence」と、大量データを高速処理して定型帳票を作成する「Hyperion SQR」の2製品から構成されたソフトウェアスイート。日々の売上データから帳票データ、財務、経営指標などを抽出し、定型もしくは非定型の双方の観点から分析し、ダッシュボード化することでデータを可視化し、経営状態の異常を早期に発見できるようにする。
また、営業担当者から管理者クラス、経営者に至るまでさまざまなユーザーの計画策定、戦略立案などの迅速な意思決定を支援。幅広いデータベース、業務ソフトと連動し、マウス操作でさまざまな分析を行える。
今回の新バージョン8.5では、Unicodeをサポートし、10カ国語の言語に対応した。WindowsとUNIX、Linuxなどのマルチプラットフォーム環境にも対応する。さらに、エクスポート機能の拡張や例外ダッシュボードの強化、ADR機能の追加、大規模レポーティング機能の強化などが行われた。
サポート対象プラットフォームは、Windows 2000 Server/2003 Server、Solaris 8/9、HP-UX 11i(バージョン11.11以降)、AIX 5.2/5.3、Red Hat Enterprise Linux AS 3.0/ES 3.0(バージョン3.0以降)。最小構成価格は400万円より。