NECとNECトーキンは4月21日、無線ICタグ(RFID)向け仕様であるEPCglobal UHF Generation2(Gen2)に準拠したUHF帯RFIDリーダライタの販売活動を開始した。2006年1月25日に改正された国内電波法にも対応するもので、NECトーキンと米Impinjが共同で開発した。
EPCglobal UHF Gen2は、RFIDに関する国際的な標準化団体である、EPCglobalの策定したUHF帯RFID向け通信規格。UHF帯RFIDは、通信距離が最大6mと長く広い範囲で通信可能なことから、製造や物流を中心としたサプライチェーンの効率化につながるとされている。米国では、すでに大手流通業者などがUHF帯RFIDを導入している。
NECは、今後EPCglobal仕様準拠のRFIDミドルウェア「RFID Manager」との連携機能を強化し、UHF帯RFID対応ソリューションの開発を積極的に進める。
2006年9月までに出荷を開始する。NECとNECトーキンでは、今後3年間に関連事業で150億円の販売を見込んでいる。